「一億までの数」の理解が難しい娘への私なりに考えた支援方法(2)

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こんばんは,

発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。

 

前回は,「一億までの数」の理解が難しい娘への私なりに考えた支援方法(1)という記事を書きました。

今回は,その第2弾の2,漢数字で表された数を数字に直して書くことが難しいという点の支援方法について紹介しようと思います。

 

2,漢数字で表された数を数字に直して書くことが難しいという点の支援方法


①万の後ろに区切りの線を引く(4けたずつ区切るため)

②引いた線の右側に4つの四角を書く。線の左側にも,同様に4つの四角を書く。(千万の位までの数の場合は,合計8個の四角を書く。)

③四角の下に,右から一,十,百,千,一万,十万,百万,千万と書く

④四角の位に合う数字を左から四角に書く(位に合う数字がなければ,0を書く)

 

4つの四角を書くということは,4けたずつ区切って考えるようにするためです。

ただし,ここで注意点があります。

8つの四角を書いたからといって,必ずしも8つの四角を全て使用するとは限らないことを,娘に教える必要があると思います。

例えば,六百二十九万四千三百二十七(6294327)という問題の場合は,千万の位はないので,四角は7つ使用します。

こういった問題の場合,間違えやすいですよね。

そんな間違いを防ぐために,四角の下に位を書くようにしました。

もう1点注意点があります。

0がある位は漢字に書かないし読まないですよね。でも,数字にするときちんと0があることを認識していなければなりません。

娘は,この0を書くことを忘れがちなんですよね。

例えば,六百二十九万(6290000)という問題の場合は,629と書いて0を何個書けばいいのかよく分からなかったり…。

こういった間違いをするのは,一万の位の前には千,百,十,一の4けたあることをきちんと理解できていないためだと思います。

漢字に書かないし読まないからといって,その位がないわけではないので,0を忘れずに書くことも教える必要がありますよね。

最後,四角の中の数字を右からそのまま書けば,それが答えになります。

 

では,例題で考えてみましょう。

例題:次の数を数字で書きましょう。

五千百九万三千四十七(答え:51093047)

分かりやすく図に書いて説明すると…,

図では分かりやすいように色分けしていますが,実際に娘が問題を解くときには,鉛筆で書くようになります。

 

この方法で,繰り返し問題を解いていくしかないですよね。

前回の支援ポイントも同様に,色々メモをしていく作業は面倒に感じますよね。

娘も,メモせずにすぐに問題を解きたいと言う時もあります。

もちろん,メモせずに分かるのであれば,書かなくてもいいと思います。

しかし,分からなかったりよく間違えるのであれば,このようにメモをしながら問題を解いていく必要があると思います。

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こういった一見面倒で時間がかかる作業こそが,娘が理解することができる近道だと,私は信じています。

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