こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
3学期に入り,娘はこれまで多くの漢字を学習してきました。
学年が上がるにつれ,習う漢字もより複雑になり,難易度もアップしていきますよね。
そんななかで,皆様のお子様は,どのようにして漢字を覚えているのでしょうか❓❓
ひたすら書いて覚える,書き順を口に出して覚える,部首や漢字の組み合わせで覚える,タブレットのゲームで覚えるなどなど…。
人それぞれ自分なりの覚え方がありますよね。
娘の場合を考えてみると,漢字を書き順通りに書くことが苦手なのです。
全てではありませんが,書き順を無視して自分の書きやすい順に書く場合もあります。
娘曰く,書き順をしばらくすると忘れてしまうのだとか。
書き順通りに覚えることが難しいというのは,順序立てて理解していくという継次処理が苦手ということに結びつくのでしょうね。
私は,書き順通りに必ず書くということを娘に無理強いすることはあまりしないようにしています。
それで,漢字の学習を嫌いになってほしくないので。
もちろん,書き順通りに書くことができる時は書くのが大前提ですが…。
では,娘はどのように漢字を覚えているのでしょうか❓❓
「田(た)に力(ちから)で男(おとこ)。」と言いながら,プリントを解く娘。
またあるとき,娘がこんな問題を私に出してきました。
娘:「木(き)たす木(き)はなんでしょう?」
ママ:「わかった。林(はやし)。」
娘:「正解。」
ママ:「じゃあ,今度はママが問題出すよ。木(き)たす木(き)たす木(き)は何でしょう?」
娘:「簡単,簡単。森(もり)。木が3つで森。」
あった,あった,こういう問題💡
小学校の時に問題を解いた覚えがありますよね。
ある1つの漢字をバラバラに分けて,それらを組み合わせるとどんな漢字ができるかっていう問題。
いわゆる漢字のたし算問題ですね。
実は,『教科書ぴったりテストかん字1ねん』という問題集にも,少しだけこういう問題が載っているんです。
そっか…,娘は漢字のたし算問題が好きなのね。
その漢字の全体をみて,部分に分け,
さらにそれらをパズルのように組み合わせて,
また1つの漢字にしていくという作業をしているのかなと思います。
この作業は,全体像から部分をみて判断していくという同時処理なのかなと思います。
つまり,漢字のたし算は,同時処理という情報処理方法で解いていく問題であるといえます。
以前行ったDNーCASという検査では,継次処理より同時処理のほうが少し点数が高いという結果でした。
とはいえ,娘は同時処理も苦手なほうなんですが💦
また同検査では,娘は自分なりの方法を見つけて課題解決するというプランニングという能力が得意という結果が出ました。
この検査結果と,漢字のたし算問題が好きな点を踏まえて考えてみると,娘は漢字を学習するにあたり漢字のたし算という同時処理で考えたほうが理解しやすいのではないでしょうか。
こういった娘の特性を活かして,漢字のたし算問題を作ってみようと思います。