こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
娘は,算数の三角形の角について学習しました。
その単元のなかでは,角の大きさを比べる問題が苦手なようです。
算数の図形問題が苦手かもしれないと,発達相談を受けている先生からも以前お話がありました。
やはり,デュアン症候群で斜視があるためでしょうか。
では,どういった問題が苦手であるか紹介していきます。
下のプリントのように,角の大きさを比べ,大きい順に番号をつけていくという問題です。
プリントは,私が作ったものです。
「角の大きさを比べる問題は,三角定規を使用して問題を解くように」と,先生から教わったとのことです。
しかし,娘は授業中に先生の話があまり理解できなかったようです。
角の問題のどこに三角定規を当てたらいいのかよく分からない。
どの三角定規のどの部分を当てたらいいのかよく分からない。
角の問題に三角定規を当てている娘の様子を観察すると,問題によって三角定規を当てる部分が違っていて比較にならなかったり,角の直線に合うように三角定規を当てていなかったり…。
娘の方法では,角をきちんと比べることができませんよね。
だから,私なりの方法で娘に教えることにしました。
先生がどのように教えたのかは不明なので,その方法とは異なっているのかもしれません。
では,私なりの方法を紹介したいと思います。
三角定規には,直角二等辺三角形と直角三角形の2枚の定規がありますよね。
そのうち,直角三角形の定規を使用するように,娘に説明しました。
娘には,分かりやすいように「長いほうの三角定規を使ってね。」と言いました。
こちらのほうが,3つの角の大きさが全て異なっているので,角の大きさを比べやすいかなと感じたからです。
<私なりに考えた三角定規を使った角の大きさの比べ方>
①三角定規の一番大きな角である直角を使用する。
②三角定規の直角をプリントの角部分に合わせる。(定規をあてる時は,角の直線部分と定規の直線部分の1カ所を合わせる。頂点も合わせる。)
③問題の全ての角に定規をあてていく。
④直角より小さい角か,直角か,直角より大きい角かをみていく。
⑤直角より大きい角→直角の順に番号を書いていく。
直角より大きい角があれば,それが一番大きい角であるといえますよね。
そして直角の角があれば,次に大きな角であるといえると思います。
直角より小さい角であった場合,どれが次に大きい角なのか判断できないですよね。
だから,次に大きな角を当てて角の大きさを比べるのです。
⑥三角定規の2番目に大きな角を使用する。
⑦三角定規の2番目に大きな角をプリントの角部分に合わせる。(定規をあてる時は,角の直線部分と定規の直線部分の1カ所を合わせる。頂点も合わせる。)
⑧問題の残りの全ての角に定規をあてていき,大きさを比べる。
⑨残りの角で大きい順に番号を書いていく。(2番目に大きな角より小さな角には番号をつけない。)
最後は,1番小さな角をあてて判断していきます。
⑩三角定規の1番小さな角を使用する。
⑪三角定規の1番小さな角をプリントの角部分に合わせる。(定規をあてる時は,角の直線部分と定規の直線部分の1カ所を合わせる。頂点も合わせる。)
⑫問題の残りの全ての角に定規をあてていき,大きさを比べる。
⑬残りの角で大きい順に番号を書いていく。
ポイントは,大きな角(直角)からはかっていくということですね!!
この単元では,直角より大きな角が2つ以上ある問題や分度器で正確な角度を測らなければ大きさが分からないような難しい問題は学習しないように思います。
だから,私が紹介した方法で問題が解けるかと思います。
娘は,この方法で角の大きさの問題を解くことができました。
同じようなつまずきのある方のお役に立てれば幸いです。