こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
心理相談を以前受けた際に先生が紹介してくれた本を先日購入しました。
それは,『特別支援教育簡単手作り教材BOOK ちょっとしたアイデアで子どもがキラリ☆』という本です。
こちらの本では,身近な材料で簡単に作ることのできる様々な手作り教材が紹介されています。
東濃特別支援学校の先生方が試行錯誤しながら作成した教材で,実際に使用されたものばかりです。
実際の教材が写真つきでオールカラーで紹介されており,大変見やすくなっています。
教材は,知的障害から肢体不自由などの障害を併せ持つ児童に対応しています。
娘より障害が重度の児童用の教材もありましたが,現在の娘の状態に合ったような教材も多く掲載されており,興味深く読みました。
100円ショップで入手できる材料も多く,身近な材料で作成できる点も良かったと思います。
100円ショップの商品を組み合わせて,シールを貼ったり,テープで固定したりなど,本当に簡単に手作りできる教材も多くありました。
しかし,簡単に作成できるとはいえど,なかにはプラスチック製の容器や木の板に穴を開けるという作業もあり,その作業は少々技術が必要かなと感じました。
作るのが難しそうな教材に関しては,本に載っている教材を元に,色々アレンジを加えると,作りやすいのかなと思います。
なかでも,指先を使う練習ができる教材は,娘の苦手な分野が練習できるので,娘にぴったりだと感じました。
お箸を使って小さな物を移動させることのできる教材であったり,ひも通しであったり,竹串やピックを刺す練習ができる教材であったり…。
ひも通しの既製品もありますが,手作りもできることが分かりました。
本のなかには,ちょうちょ結びが練習できる教材も紹介されていました。
ちょうちょ結びの練習用キットは,以前私が娘のために手作りしました。
写真は,以前私が作ったちょうちょ結びの練習用キットです↓↓
本では,単にちょうちょ結びができるようになるという教材だけではなく,靴ひもやエプロンのひもを後ろで結ぶ練習ができる教材も紹介されていました。
ちょうちょ結びを学校生活や日常生活に活用できるように工夫されているというわけですね。
さらに,自分の気持ちを伝えることが苦手な娘にとって,お助けグッズになりそうなものまでありました。
このお助けグッズの作成は,ぜひしてみようと思いました。
私自身,手作りする作業は好きな方なので,色々資料などを手作りしています。
不器用なので完成度はそれほど高くないのかもしれませんが(>_<)
もちろん,こちらの本の通りに作成してもよいのですが,娘の状態に合ったように難易度を高くしたり低くしたりなど,色々アレンジを加えることも大切だと感じました。
さらに,巻末には,小学校段階から高校段階まで発達段階ごとに身につけていきたい力を系統的に整理した「キャリア発達段階表」と「キャリア学習プログラム」も掲載されています。
これは,著者の東濃特別支援学校研究会オリジナルのものです。
そして,紹介されたそれぞれの教材と連動しています。
段階表やプログラムは,知的障害と重複障害に分かれており,娘の発達の状態とは異なっています。
しかし,娘の苦手分野に関しては知的障害の段階表やプログラムと重なる部分もあります。
現在娘がいる段階から次はどの目標やステップをふめばよいのかの参考になります。
このように,こちらの本には,娘のできたという達成感・満足感を増やしていけるようなヒントがいっぱいつまっており,大変参考になる内容ばかりです。
興味のある方は,一度読んでみてはいかがでしょうか(^_-)-☆
紹介した本はこちらで購入できますよ。
クリックすると,楽天ブックスへジャンプします↓↓
特別支援教育簡単手作り教材BOOK ちょっとしたアイデアで子どもがキラリ☆ [ 東濃特別支援学校研究会 ]
|
クリックすると,amazonへジャンプします↓↓