こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
「話変わるんだけど…。」
ブログのタイトルにもなっていますよね。
実は,これ,娘が言った言葉なんです。
これまで,娘は誰かと会話するときに,よく話がとぶことがありました。
遊びの話をしていたかと思えば,急に学校の話になったり…。
急に何の脈絡もない話題になり,話がポンポン変わるんです。
それは,相手が私だけでなく,訓練の先生だったり,医師だったり,娘の友達だったりします。
話題が急にコロコロ変わるのは,低学年のうちはあるのかなあとも思いますが,私は娘のそういう特性を気にしていました。
しかし,最近になって,私と話している時に娘は「ママ,話変わるんだけど…。」と,切り出すことがありました。
そして,全く別の内容を話し出すようになりました。
あと,「全然話違うんだけど…。」というパターンもあります。
ママ:「話変わるときにそうやって言えるようになったんだね。」
娘:「だって,ママがパパと話している時にそうやって言ってたよ。だから真似した。」
ママ:「そっか。ママ,そんなこと言ってたんだね。」
ママ:「話の内容を変える時に,そうやって話変わるんだけどって先に相手に伝えておくことは大事なんだよ。」
娘:「なんで?」
ママ:「急に話の内容が変わったら,友達がびっくりしてしまうでしょ。だから,先に話変わることを伝えておくと,友達はこれから話が変わることが分かって,きちんと話を聞いてくれるんだよ。」
娘:「わかった。」
私は,パパとの会話中にあんまり意識して使った覚えはないのだけど,娘からすると記憶に残った言葉なのでしょう。
自分が話題を変えたい時にその言葉を言ったらいいんだと,娘は学んだということでしょうね。
その理由についてはよく分かっていませんでしたが。
「話変わるんだけど。」という言葉を,私との会話だけでなく,言語訓練の先生との会話でも,娘は使っていました。
だから,言語訓練の先生も娘の発言に驚いていました。
「話変わるんだけど…。」
そのフレーズが先にあるのとないのとでは,相手の話の受け止め方や印象が違いますよね。
相手にとっては,これから話が変わるんだなと思って,話を聞く身構えができますよね。
いきなり話題が変わると,「あれ?さっき話していた内容はどうなったの?」と,少しとまどってしまうかもしれませんし。
自分で話題を変えたい時には,「話変わるんだけど。」という言葉を先に言ってから,別の話題について話すようにする。
このことを娘が自分で気づき,それを実践していることに,娘の成長を感じました。
娘自身が身につけたソーシャルスキルですよね。
とはいえ,急に話題が変わることはまだまだ多いですけどね(^_^;)
しかし,ここ最近,娘の会話の仕方に変化が見られるのはたしかです。
それだけ,娘が色々なところで色々なことを吸収している証拠だと思います。
私は,娘の困ったことについて話し合うということがソーシャルスキルトレーニングだと思い込んでいた部分がありました。
もちろんそれも非常に大切ですが,こうやって娘が自分で身につけたスキルについて話し合うことも,立派なソーシャルスキルトレーニングだと気づきました。
今後も,娘には様々な人とコミュニケーションを図るなかで,様々なスキルを身につけていってほしいなあと,願っています。