こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
「来年は,どうしていのしし年なの?」
昨年,年賀状を書いていると,娘が私にたずねました。
「12種類の動物が毎年1匹ずつその年の干支になるんだよ。干支になる順番が決まっていてね。来年はいのししの順番なんだよ。」
と,答えた私。
しかし,その干支の順番はどうやって決めたんだろう?
ふと,私はそんな疑問を持ちました。
そういえば,娘の国語の教科書に,十二支についてのお話が載っていたような…。
そう思い,教科書を開けると,『十二支のはじまり』というお話が載っていました。
私は,娘に読み聞かせをしました。
私なりに,あらすじをまとめてみると…
光村図書出版の国語の2年生の教科書下に掲載されている『十二支のはじまり』のあらすじ
むかしむかし,年の暮れに,神様が動物たちに,こう言った。
「元日の朝に新年の挨拶に御殿に一番早く来たものから十二番まで,順に一年間ずつそれぞれの動物の王様にしてやろう。」 動物たちはよろこんで家に帰った。 しかし,ねこが御殿行く日を忘れてしまったので,ねずみにたずねた。 ねずみは,新年の二日だと,一日遅れた日をねこに伝えた。 牛は,歩くのが遅いので,暗いうちに出発した。 それを見たねずみは,牛の背中にとび乗った。 牛は何も気づかずに,御殿に到着。 牛は門の前で門がひらくのを待った。 門が開き,牛が入ろうとすると,ねずみが牛の背中からとび下りて,御殿へ一番に入っていった。 牛はおこらずにのっそり御殿へ入っていった。 こうして,ねずみが一番,牛が二番。 それから,とら(三番目),うさぎ(四番目)の順で御殿に到着。 そして,へびとたつが競争して,ひげが先に入ったので,たつが五番目。へびは六番目。 その後は,馬(七番目),ひつじ(八番目),さる(九番目),にわとり(十番目)の順。 神様に頼まれた門番が門をしめようとすると,いのししと犬が走ってきた。 いのししと犬は競争して,いのししは門のとびらにぶつかってしまった。 とびらに穴が開き,その穴から犬が御殿に入ってきた。 こうして,犬は十一番,いのししは十二番になった。 次の日の朝のこと,ねこが御殿にやってきた。 ねこは誰もあらわれないので,門番にたずねた。 門番にみんなが集まったのは昨日だと教えられ,ねこははじめてねずみにだまされたことを知った。 ねことねずみの仲が悪くなったのが,このときからだそう。 |
なるほどd( ̄  ̄)
十二支の順番にはこのような由来があったのですね。
十二支の由来,大変興味深かったです。
私自身,非常に勉強になりました。
上記の話は,教科書掲載の『十二支のはじまり』の内容なので,同じ十二支関連でも本によっては少し内容が異なるのかもしれませんね。
さて,娘は,このお話を聞いて,どのような感想を持ったのでしょうか?
感想を自主勉強ノートに書いたらどうかと娘に提案してみたところ,思ったことを忘れないように書いてみるとのことでした。
その娘の感想を紹介してみましょう。
- ねずみが悪いと思った。ねずみは,ねこに御殿に行く日を新年の二日だと一日遅れた日を教えたから。ねずみは,ねこにうそをついたから。
- ねずみは,一番になりたかったからうそをついたと思う。
- うしが,暗いうちに家を出たのがすごいと思った。
- ねずみは,うしの背中に乗っていったのがずるいと思った。
- うしは二番になっても怒らなかったから優しいと思った。
- ねこは,十二支に入れなかったので,くやしい気持ちだったと思う。
娘は,これらの感想をすぐに思い浮かんだわけではありません。
なぜそのように感じたのか,その理由を考えるように,私が娘にアドバイスをしました。
ママ:「このお話を聞いて,どう思った?」
娘:「ねずみが悪いと思った。」
ママ:「そうか。じゃあ,なんでねずみが悪いと思ったの?」
娘:「ねこに新年の二日に行ったらいいと,一日遅れた日を教えたから。ねこにうそをついたから。」
ママ:「じゃあ,どうしてねずみはねこにうそをついたんだろうね?」
娘:「一番になりたかったんじゃないかな。」
と,こんなやりとりを繰り返しながら,娘は自主勉強ノートに感想を書いていきました。
皆様は,『十二支のはじまり』のお話を知って,どのように感じたのでしょうか?