こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
心理相談を受けた際に,臨床心理士の先生がこのようなことをおっしゃっていました。
「聞く力も非常に大事です。小学校の教室では友達の話,先生の話が同時に聞こえてくるので,自分でそれらを聞き分けて情報を整理するという力が必要となってきます。」
なるほどd( ̄  ̄)
私たちは,日頃様々な音や話し声があるなかで生活していますよね。
そのなかから瞬時に必要な情報なのか必要でない情報なのか判断しています。
特別意識して情報を整理しているわけではないと思いますが…。
情報を整理する,判断するという意味でも,聞く力が非常に大切であるというわけなんですね。
そういえば,作業訓練でもこれまで聞く練習をしてきました。
例えば,箱を指でたたいて何回たたいたのか数を当てるゲームであったり…。
この時,たたいている指が見えないように注意しなければいけませんが。
先生は,聞く力をつけるようにするには,『きくきくドリル』という本を用いて練習するのも1つの方法であるとおっしゃっていました。
先生よりその本をお借りすることができました。
私が借りた本は,『きくきくドリルSTEP1』という本です。
今回はSTEP1ということで,おもに4才から使用できるものです。
その他,きくきくドリルシリーズとしてSTEP2はおもに5才から,STEP3はおもに6才からの本があります。
簡単に言うと,CDが2枚付属してある聞き取り練習教材です。
こちらのCDを流して,その音声に沿って聞き取り問題をしていくという内容になっています。
こちらのドリルの「はじめに」の項目が,非常に参考になりましたので,引用させていただこうと思います。
聞く力は,読む力,話す力,そして最終的に書く力につながります。
音声だけを聞いている人は,内容について質問をしていてもほとんど答えることができません。よく言われるように,話(音声)が右から左へと抜けてしまっているのです。
これから先,話や説明をしっかり聞けるようになるためには,小さい頃からの準備が大切なのです。
「聞く練習」を重ねることによって,集中力がつき,聞いた内容まできちんと把握できるようになります。
指示したことができないのではなく,指示そのものを忘れてしまっているのです。
(引用元:村上裕成 『きくきくドリルSTEP1』 株式会社文英堂,2016年,p2,3)
なるほどd( ̄  ̄)
たしかにきちんと話を聞くということが苦手であれば,書いてある文字を読んだり,先生の言ったことを復唱したり,文字を書いたりすることも苦手だというのも納得しますよね。
振り返ってみると,娘は指示を忘れていたり,他に気をとられてきちんと話を聞いていなかったり…と,思い当たるふしが多々ありました。
そう,娘は聞くことが苦手だと思うんです。
訓練に通う前までは,聞く力が必要で,その聞く力をつけるために練習しなければいけないなんて想像もしなかった私…。
「聞くことを練習すればするほどその聞く力が身についてくるもの」だということを訓練や心理相談を通して学ぶことができました。
私たちもきくきくドリル,聞く練習をしようと思います。
では,実際にきくきくドリルを使用した様子については,またの機会に紹介しようと思います。
乞うご期待(^_-)-☆
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