こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
前回は,原始反射とは?という内容でしたね。
現在でも,娘はおそらくその原始反射を強く保持している状態でしょう。
よって,今回は,どういった原始反射を娘は保持しているのかを考えていきたいと思います。
娘が保持している原始反射(1):対称性緊張性頸反射(STNR)
娘は,対称性緊張性頸反射を強く保持している状態であるといえるでしょう。
これは,作業訓練の先生もおっしゃっていました。
では,対称性緊張性頸反射とは,どういった原始反射なのでしょうか❓❓
対称性緊張性頸反射とは,赤ちゃんがはいはいするために必要な反射です。
ということは,対称性緊張性頸反射を統合することで,はいはいができるようになるわけですね。
赤ちゃんが四つん這いになっている時に,首が前に曲がると腕が屈曲し膝と腰が伸展する反応です。
逆に,首が後ろに曲がると腕が伸展し膝と腰が屈曲する反応です。
生まれてすぐは見られず,生後6ヶ月から生後11ヶ月頃に見られるので,ちょうどはいはいの時期と重なりますよね。
実際にそのようなポーズを取ってみてくださいと本にも書いてあり,私もそのポーズを取ってみました。
なるほどd( ̄  ̄)
首を前に曲げる場合のポーズと後ろに曲げる場合のポーズの2つのポーズを取ってみたところ,どちらもこのままでは前にも後ろにも進めないことがよく分かりました。
やがてロッキングとよばれる身体を前後に揺らす動きへと発展していき,はいはいへ移行していくわけなんですね。
あっ,ロッキングの動き,子供たちが赤ちゃんの時にしてました‼
その当初は,なんで揺れてるんだろうって思っていました…。
身体を揺らす動きがおもしろいんだろうなと。
しかし,ロッキングははいはいするのに必要な動きだったんですね。
赤ちゃんの一つ一つの動きにも意味があることが分かりました。
では,こちらの反射が残存していることにより,どのような特性が見られるのでしょうか❓❓
- 遠視の傾向がある
- 目の焦点調節機能に影響が出る(例:黒板とノートに焦点を合わせることが難しく,書き写すのに時間がかかる)
- 手と目の協調性に問題が出る
- キャッチボールが苦手
- 食べ散らかす
- 猫背や背中を反らせ過ぎたりといった姿勢の悪さ
などがみられるようです。
娘の場合は,遠視や手と目の協調性,目の焦点調節機能の弱さといった特性がみられます。
視覚機能と大きく関連がある反射のようですね。
では,こちらの反射を統合するような遊びはどんなものなのでしょうか❓❓
本では2つ紹介されていました。
1つは,ストレッチングキャットという動きです。
①四つん這いになる(肘は少し曲げる)
②膝を曲げて後ろにお尻をはじくようにストレッチ
この動きを満足するまで続けて行うというものです。
ねこのような動きをするということでしょうね。
もう1つは,床のぞうきんがけです。
床のぞうきんがけについては,作業訓練のなかでも課題として行いました。
家庭においても,娘と一緒にぞうきんがけをしたこともあります。
最近はしていませんが💦
当ブログでも以前に紹介しました。
>>詳しくは,子供と一緒にぞうきんがけしてみよう!!をどうぞ。
ぞうきんがけなら,子供たちとしても楽しそうですよね🎵
家のお手伝いにもなるし。
また,ぞうきんがけをゲームのようにして楽しむというのも良さそうですよね(*^_^*)
これからも統合できるような遊びを娘と一緒に楽しんでいきたいと思います。
参考文献:灰谷孝 『人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長』 株式会社花風社,2016年,p194~p198