こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
前回は,テストやプリントの問題と問題の境目がどこまでなのかよく分からない娘。(1)を紹介しました。
おさらいとして,
娘が間違えたテストの答えを私の手作りの例題で説明すると↓↓
上記の例題において娘の答えを私がこのように再現してみました↓↓
娘は,①と②を1つの問題として捉えており,①の問題がどこまでなのか,②の問題はどこからなのかという境目を把握していないため,答えを間違えてしまったんだと,私は判断しています。
では,娘はなぜ①と②を1つの問題として捉えてしまったのでしょうか⁉
そういった間違いをなくすためには,どのようにしたらいいのでしょうか⁉
そこで,今回は,これらのことについて詳しく紹介していきたいと思います。
あくまでも,私の見解なのですが…。
<なぜ①と②を1つの問題として捉えていなかったのか❓>
まず,問題を注意深く細部までみていなかったと可能性が挙げられると思います。
推測するに,問題プリントの左の①,②という数字をみていなかったのでしょう。
だから,①と②があることに気がついていなかったのかなと。
それは,跳躍性眼球運動が弱いということだと思います。
また,①と②が眼で確認できていたとしても,①と②の境目がどこだかいまいち分からなかったとも考えられます。
眼球運動,視空間認知の弱さが関係していると思います。
さらに,問題を眼で追うことができていても,①と②の境目が分かっても,問題の意味が分からなければ答えることができませんよね。
何を問われている問題なのかをなんとなくでしか理解できていないので,問題の正確な把握につながっていない場合もあると思います。
また,問題を読んでいる途中なのに,眼を離したり,次の問題に注意が移ってしまったからということも考えられますね。
いまいちその問題に集中できないといいますか。
娘が宿題に取り組んでいる時でも,注視しなければいけない箇所と,実際に娘が注視している箇所がずれていることはたまに見られます。
今解かなければいけない問題とは違う問題に視線を移していたりだとか…。
このように,様々な要因が重なり合って,テストやプリントの問題と問題の境目がどこまでなのかよく分からないのだと思います。
<具体的な対策とは❓>
問題を注意深く見て,よく読んでから答えること‼,これに尽きますよね。
大きな1つの問題なのか,それとも大きな問題のなかにも細かく問題が分かれているのか,などを把握するために,問題のなかの①や②などの数字にも眼を向けるようにアドバイスをしました。
①と②の境目がどこだかいまいち分からない場合は,境目だと思うところに線を引いて,分かりやすく問題を区切ってみるのも1つの方法であると,娘に伝えました。
実際に娘に線を引いてもらいました↓↓
①の問題だけ注視し,問題に取り組むことができるように,下じきや紙などで余計なところは隠してみる方法も娘に教えました。
余計なところを隠すことによって,手元の問題に集中することができますよね。
この問題でいえば,②の問題の部分を隠すということですね。
ただ,こちらの方法には注意点があります☝
下じきがキャラクターものなど刺激が強い場合は,余計に集中しづらくなる心配があるので,できるだけ下じきや紙は無地が好ましいと思います。
特に娘はかわいい下じきだと目移りしそうなので,今回は白の下じきを使用しました💦
下じきで②の問題を隠したまま,娘には答えを書いてもらいました。
続いて,②も解いてもらいました。
全て正解でした👏
問題と問題の境目に線を引く方法と,下じきなどで問題を隠す方法とどちらが良かったのか,娘にたずねてみました。
「どっちも分かりやすかったよ。問題が分からなかったら,両方してみようかな。」と言う娘。
その通り‼,両方すれば確実かなと思います。
下じきなどがない場合は,線で区切りをつける方法が良いかなと。
このように,色々工夫していけば,いくつかある細かい問題を1つの大きな問題として捉えたり,問題と問題の境目が分からなかったりすることが少なくなるのではないでしょうか⁉
皆様の参考になれば幸いです。