こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
娘は,算数の授業で「3つのかずのけいさん」という単元を学習しました。
「3つのかずのけいさん」という単元は,文字通り3つの数の計算のことを指します。
例えば,4+2+3のようなたし算ばかりの計算や,7-2-3のようなひき算ばかりの計算のことです。
また,10-5+1のようなたし算とひき算を組み合わせた計算もあります。
それでは,例題を解いてみましょう。
<例題>2+3+4
まず,はじめに2+3を計算しますよね。
分かりやすいように赤のマジックで過程を書いています。
そして,その答えに4をたします。
よって,答えは9となります。
3つのかずのたし算では,写真の青い矢印にもあるように,左から順番に計算していきます。
左の2つの数のたし算をして,その答えに残った数をたしますよね。
たし算の場合は,どこからたしても答えは同じなのですが,ひき算やたし算,ひき算混合の計算では,左から順番に計算していかなければいけません。
だから,左から順に計算すると教える必要があるわけですね☝
そんなある日の宿題のこと,娘は,私にこう言いました。
娘:「3つのかずのけいさん,先生に2つのやり方を教えてもらった。」
ママ:「えっそうなの?2つもやり方あるんだね。ママに教えて。」
娘:「いいよ。教えてあげるわ。」
と言って,娘は宿題の算数プリントを解きながら,私に説明してくれました。
そこで,今回はその2つの方法について紹介しようと思います。
まず,1つ目の方法は,「メモほうしき」だそうです。
上記の例題と同じ問題で説明しますね。
(1)メモほうしき
まずは,「2+3を先に計算する」と分かりやすいように,2+3のところにこのようにかっこを書きます。
そして,その答えをかっこの下に書きます。
最後に,5+4を計算して,答えを書いてできあがりです。
続いて,2つ目の方法は,「つなぐほうしき」とのこと。
(2)つなぐほうしき
まずは,「2+3を先に計算する」と分かりやすいように,2+3のところにこのように線を書き,つなげます。
そして,その答えをつないだ線の下に書きます。
それから,「5+4を計算する」と分かりやすいように,5+4のところにこのように線を書き,つなげます。
そして,その答えをつないだ線の下に書きます。
最後に,その答えを書いてできあがりです。
いかがでしたでしょうか⁉
「メモほうしき」も,「つなぐほうしき」も,左から順に計算していくという解き方自体は一緒ですよね。
要はその計算した過程をすべて書くかどうかの違いだけで。
一時的に答えをメモするというのが,メモほうしき,
計算した過程が分かるように書いてあるのが,つなぐほうしき,
といったところでしょうか。
娘曰く,先生はそのどちらの方法で解いても構わないとのことでした。
大人の私からすると,
「メモほうしき」は,簡潔に書いてある,
「つなぐほうしき」は,「メモほうしき」に比べると,ややごちゃごちゃしている,
という印象を受けました。
娘の状態を把握すると,計算した過程をきちんと書いてある「つなぐほうしき」のほうが,合っているように思います。
娘にどちらが計算しやすいか聞いてみると,「つなぐほうしき」とのことでした。
よって,「つなぐほうしき」のほうで計算するようにアドバイスしました。
しかし,娘の算数の宿題プリントを見ると,両方の方法で計算していました。
うーん,娘の基準で使い分けているんでしょうね。
以上,算数の「3つのかずのけいさん」について(1)を紹介しました。