背中クイズのポイント!!

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こんばんは,

発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。

 

以前に,作業訓練で,形当てゲーム&背中クイズという記事を書きました。

今回は、背中クイズについてもう少し詳しくみていくことにしましょう。

『発達の気になる子の学校・家庭で楽しくできる感覚統合あそび』という文献に背中クイズの項目があり、それに沿って私なりにまとめてみました。

『発達の気になる子の学校・家庭で楽しくできる感覚統合あそび』

 

<背中クイズの何がいいの?>

文献を引用してみますと…

背中にかかれた形や文字を頭のなかでイメージして当てる,クイズあそびです。見えないところから入ってくる感覚情報を受け止め,頭の中で整理します。触覚防衛反応を軽減させ,ボディイメージを育てることにつながります。

(引用元:川上康則監修 『発達の気になる子の学校・家庭で楽しくできる感覚統合あそび』 株式会社ナツメ社,2015,p110)

 

なるほどd( ̄  ̄)

他人に触れられることに抵抗がある子供,すなわち触覚が敏感な子供の防衛反応を少しでも和らげる効果があるのですね💡

そして,自分の顔の輪郭や体の大きさなどのボディイメージも育つというわけですね💡

 

<触覚が敏感な子供に背中クイズをするポイント>

背中に少しでも触れるとくすぐったくて,体を反らせて背中に触れさせないようにするっていうような触覚が敏感な子供っていると思います。

娘も時折そのようになることがあって…(^^;)

そこで,背中クイズの方法も含めて,触覚が敏感な子供に対するポイントをまとめました。

  • 服装は薄着がよい(厚着だと刺激が伝わりにくいので)。
  • 線の始まりと終わりや角の部分をしっかり止めてかく。
  • 最初に「今からかくよ。」と声をかける。
  • 手のひら全体をしっかり子供の背中にふれさせて,力強くかく。
  • 答えるのが難しい場合は,正解が書いてある紙を用意して,子供が答えをそのなかから選択できるようにする。
  • 毎日継続的にしていく。
  • ふれる力を少しずつ弱くしていき,そっとふれた時でも受けとめられるようにする。

 

<子供の背中に触れる面積を徐々に小さくする方法>

  1. 手のひら全体でかく
  2. げんこつでかく
  3. 指でかく(指を3本→2本→1本と減らしていく)

※1→2→3の順番でしていく

 

実際に娘にかいてみた様子です。

1,手のひら全体でかく↓↓

背中クイズ(1)

2,げんこつでかく↓↓

背中クイズ(2)

※慣れてくると、げんこつの角度を調節してふれる面積を減らしていくと良いそうです。

3,指でかく(3本指)↓↓

背中クイズ(3)

3,指でかく(2本指)↓↓

背中クイズ(4)

3,指でかく(1本指)↓↓

背中クイズ(5)

 ご覧のように,ふれている面積がだんだんと小さくなっているのがお分かりかと思います。

 

実は,私も娘に背中クイズをしてもらいました。

娘の場合は,クイズといってもいつも決まって数字の1を書きますので,私は最初から答えが分かっています(笑)。

1~3の方法はすべて経験済みです。

私が経験して気づいた点がありまして…

やはり手のひら全体で触れてもらったほうが,手の温かさや面積が多いので,安心感が得られますね。

なので,触覚が敏感なお子様は,手のひら全体でふれることから始めるのをオススメします👆

そして,ひらがなや複雑な形をかく場合は,触れられる面積が大きいと難しいように感じたので,1本指でかくことをオススメします👆

 

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皆様も,ぜひご家庭でお子様と一緒に背中クイズをして楽しまれてはいかかでしょうか(^_-)-☆

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