こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
これまで気持ちの切り替えの場面についての記事を2つ書きました。
>>詳しくは,娘が気持ちの切り替えをなかなかできなかった場面をどうぞ。
>>詳しくは,私が娘の気持ちの切り替えができていると感じた場面をどうぞ。
今回は,その第三弾として,ゲームに負けたときの気持ちの切り替えをテーマに,自宅にある文献を参考にお話しできればと思っています。
ルールを無視するという行動の背景には,ルールが理解できていない可能性もある
娘は,じゃんけんで負けた時,ゲームに負けた時,ゲームがうまくできなかった時は,泣き出して途中で投げ出してしまったりすることもあります。
最近では,少しその回数は少なくなってきていますが。
また,娘はゲームの途中にルールを無視するような行動をとることもあります。自分勝手な行動といいますか。
しかし,そういった場合,ルールそのものをきちんと理解できていない場合があるそうです。
なるほどd( ̄  ̄)
ルールを無視するという行動の背景には,ルールが理解できていない可能性もあるというわけなんですね💡
ルールが分かっていなければ,なかなか守ることも難しいのも納得できますよね。
よって,まずはルールの意味が理解できるように子供に説明する必要がありますよね。
作業訓練において,先生は,娘に図に書いて説明したり,ルールがきちんと理解できているか確認したりしています。
また,先生が一度見本を見せることで娘が理解しやすいような工夫もしています。
その後,娘に練習で何回かチャレンジしてもらってから本番を行うなど,娘にルールを理解できるように,ゲームに自信を持ってできるように,サポートしているわけなんですね。
身体の動きのコントロールが難しさは,感情のコントロールの苦手さにつながる
また,身体の動きのコントロールが難しいことが原因で,ゲームが上手にできないことも考えられるようですね。
たしかに,ゲームの途中でも「上手にできない。なんで?」という発言も聞かれたり,明らかに娘の表情が変わったりします。
「上手にできない自分が嫌」,「我慢できない」といった気持ちを抑えることができないんでしょうね。
そういった場合は,自分の想定外の結果をなかなか受け入れにくく,感情のコントロールが難しい傾向にあるようですね。
大人でも上手にできないと悔しく感じたりイライラしてしまうこともありますしね。
くやしい気持ちを代弁するような声かけが大切
では,どのような声かけをすればよいのでしょうか❓❓
自宅にある文献を引用すると…
「くやしいね。あとちょっとだったね」「負けたけど最後までがんばってたよね」など,くやしい気もちを受け止めて,次の機会に前向きにチャレンジできるように言葉かけをしていきましょう。大人が気もちを代弁するだけでも,気もちの切りかえのきっかけになります。
(引用元:川上康則監修 『発達の気になる子の学校・家庭でできる感覚統合あそび』 株式会社ナツメ社,2015年,p29)
なるほどd( ̄  ̄)
医療従事者だった私は,医療現場において,気持ちを代弁する,寄り添うといったことは,患者様に行ってきたことなんですよね。
まさしく「共感する」ということ。
「共感する」ことは,子供においても同様のことなんだと,再認識できました。
「負けてくやしかったね。でもよく頑張ってたよ。次は勝てるかもしれないよ。次もがんばろう。」と,負けてくやしかった気持ちを受け止めてあげることが大切なんですよね。
そうすることで,子供は,「私の気持ちを分かってくれた。」と安心し,次は前向きにチャレンジしようという気持ちの切り替えへとつながっていくということですね。
以上,今回は,ゲームに負けた時の気持ちの切り替えがなかなかできない背景や,どのような声かけをすればよいのかなどをお伝えしました。
皆様の参考になれば幸いです。