こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
前回は,娘が黙読できているのかチェックする方法とは?という記事を書きました。
私は,時間があるときに娘に黙読してもらい,質問することにしました。
最初に私が選んだ本は,こどものともの『アップリケのことり』という本です。
娘が保育所の時に大好きな本で,毎晩のように読み聞かせをしていました。
しかし最近,読む機会がないため,娘もあまり話の内容を覚えていないだろうと思ったから,この本を選びました。
話の内容を覚えていたら,黙読できているのかの正確なチェックができませんよね。
さて,娘にはイラストと短めの文章がある見開き2ページを黙読してもらうことにしました。
では,スタートです。
娘の黙読して様子を観察すると,目だけを動かして読んでいるだけでなく,同時に指で文字をたどりながら読んでいるようでした。
後で娘にたずねると,どこを読んでいるのか分からなくなるため,指を動かしながら読んでいるとのことでした。
娘に2ページごとに読んでもらい,質問に答えるということを数回行いました。
果たして,娘は黙読できているのでしょうか?
その質問のやりとりを紹介していきますね。
質問1:けんちゃんのバッグには,なんのアップリケがついているのでしょうか?
娘:「おうちと,りんごの木と,ことり。」
ママ:「正解です。」
質問2:けんちゃんはようちえんの何組でしょうか?
実は,ちょっぴりひねっている問題なんです。
本文中では,けんちゃんが何組かという表現ではないからです。
けんちゃんのバッグは,ばらぐみのへやのかばんかけにかけられているという表現になっています。
娘:「何だったかな?書いてあったけど…。」
ママ:「忘れたかな。じゃあ,もう一度だけ見てみる?」
私は,そう言うと,もう一度娘に読んだページを見せることにしました。
しばらく娘はそのページを読むと…,
娘:「あっ,わかった。ばらぐみだ。」
ママ:「正解です。」
質問3:アップリケのことりは,最初にどこにとんでいきましたか?
娘:「おどうぐばこかな。」
ママ:「正解。」
質問4:次に,アップリケのことりは,何組のへやにとんでいきましたか?
娘:「うーん,何だったかな?」
ママ:「じゃあ,また読んでみようか。」
再度同じページを娘に読んでもらいました。
娘:「ゆりぐみだね。」
ママ:「正解。」
質問5:ゆりぐみでは,何ごっこをしていましたか?
娘:「おかいものごっこ。」
ママ:「正解です。」
質問6:「すなばであそんでいたよ。」と,アップリケのことりに教えたのは何でしょうか?
娘:「かざみどり…かな。」
ママ:「正解です。小さい声だったけど,あまり自信なかったのかな?」
娘:「うん,あんまり。でも,正解してよかった。」
質問7:すなばでアップリケのことりが見つけたものは何でしょうか?
娘:「てんとうむしかな。」
ママ:「その通り。」
質問8:てんとうむしが教えてくれたボタンによく似たものはなんでしょうか?
この質問の答えは,5つあるので,少し難しめですね。
しかし,イラストと文字の両方で示してあるので,記憶に残りやすいかと思います。
娘:「えっと,きのみ,くまさんの目と,汽車のしゃりんと,あと何だっけ?」
ママ:「そうだね。きのみ,くまさんの目,汽車のしゃりん,3つとも正解だよ。全部で5つだからあと2つだね。」
娘:「わかった。マグネット。あと1つがわからない。」
私がこまを回しているジェスチャーをすると,娘は分かった様子。
娘:「こまだね。」
ママ:「正解。」
質問9:なんの音がきこえてきましたか?
娘:「簡単,簡単。ピアノ。」
ママ:「正解です。」
このように,娘には黙読後に質問に答えてもらうという作業を繰り返してもらいました。
即座に答えられる質問もあれば,再度黙読することにより答えられる質問もありました。
娘の『アップリケのことり』の本の理解は,まずまずといったところです。
簡単な短めの絵本の黙読は可能だが,文章を読み取り内容をすべて理解するのは,娘にとってまだまだ難しい様子です。
しかし,娘は,こういった練習を繰り返すことにより,黙読することに慣れるだろうし,文章問題を解くことにも慣れていくものだと思います。
「継続は力なり」
私の大好きな言葉であり,当ブログでも何度も登場してきた言葉…。
この練習を継続していくことが娘の本を読むという力につながっていくのだと思います。