こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
以前に,『自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる本』についての記事を書きました。
こちらの本を読んで,娘に当てはまる特性について,今回は紹介しようと思います。
まず,こちらの本で紹介されている自閉症スペクトラムのある子どもに見られる3つの特性は以下の通りです。
- 人との関わり,コミュニケーションが苦手
- 興味の偏り,こだわりが強い
- 感覚の偏り,動きがぎこちない
では,それぞれの特性について詳しくみていきましょう。
1,人との関わり,コミュニケーションが苦手
一言で人との関わりが苦手といっても,その苦手さは様々ですよね。
娘の乳幼児期にさかのぼって考えてみると,指さしや発語の遅れはみられました。
大阪に住んでいる時は,同年代の子どもと関わろうとしませんでした。
しかし,故郷に戻り,保育所に通うようになると,友達と楽しく遊ぶようになりました。
娘の場合は,どちらかというと,積極的に人に関わろうとする様子がみられます。
それが大人であれ,子どもであれ。
ショッピングセンターのキッズコーナーに行っても,公園に行っても,初対面の子どもと仲良く遊んでいます。
帰り際には,「また遊ぼうね。」なんて言ってお別れしたり…。
また,小学校へ通うようになっても,すぐ友達ができています。
娘は,いわゆる「人なつっこい」子なのです。
だからなのかもしれません。
娘が自閉症スペクトラムだと,私が考えたこともなかったのは。
私がイメージする自閉症スペクトラムの特性とは,集団に入っていけず一人で行動することが多いというコミュニケーションの苦手さでしたので…。
もちろん,そういった特性もあるのですが,それだけではないことが分かりました。
初対面の人に平気で話しかけることができても,相手の表情を読み取ることができなかったり,場の雰囲気を感じ取ることができなかったりして,うまくコミュニケーションが取れないという特性もあるのです。
娘の場合は,その特性に当てはまるように思います。
そういえば,娘にとって,同じ年齢の子どもより,年上や年下の子どもや大人との関わりのほうが安心しているように,私が感じることもあります。
また,友達との会話を聞いても,若干かみ合っていなかったり…。
だから,学年が上がるにつれて,友達と仲良く遊ぶことができるのか,私は不安に思っています(>_<)
しかし,娘の「人なつっこさ」は,良いところですよね。
人見知りをする私にとっては,娘の「人なつっこさ」が正直うらやましいです。
私に少し分けて欲しいくらい(笑)。
2,興味の偏り,こだわりが強い
この特性のなかで,娘が持っている特性は,ルールや約束を忠実に守ることに必死になることだと思います。
ルールを守ることが非常に大事ですよね。
しかし,そのルールも絶対ではなく,例外があるのも事実。
少しくらいルールから外れたとしても,許容される場面もありますよね。
しかし,娘にはそのルールも絶対的だと思っているところもあります。
以前に紹介した出来事もそうだと思います。
娘は授業始まる前に「姿勢」ができているのに,ふざけてできていない子もいる。すると,娘はそのできていない子に対して「姿勢お願いします。」と注意したという出来事です。
確かに娘は正しいことをしているのだけど…。
本を引用すると,
「ルールは絶対守るもの」とこだわる子の場合,「そこから外れる行動は許せない」となってしまい,友達と衝突してしまいます。とても素直でまじめな子どもたちなのです。
(引用元:田中哲,藤原里美監修『自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる本』,株式会社学研プラス,2016年,p40)
私自身,すごく納得しました。
1年生の担任の先生からも,2年生の担任の先生からも,娘のことを「素直でまじめな子」と表現しています。
私も,そのように考えています。
そう,娘はとても「素直でまじめな子」なのです。
3,感覚の偏り,動きがぎこちない
この特性のなかでは,体の動かし方がぎこちなく,運動が苦手なところと,細かい作業が苦手で不器用なところが当てはまると思います。
手先の不器用さは相変わらずあると思います。
運動も,ボール遊びやマット運動,縄跳びなどが苦手です。
運動が苦手だけど,不思議と,体を動かすことは好きなんですよね。
ドアを力任せにバタンと閉めたり…。
お菓子のパッケージを思いっきり開けて中身がとび散ってしまったり…。
ゼリーや納豆のフィルムがなかなかはがせなかったり…。
細かい力の調節がうまくできないんですよね。
しかし,運動の苦手さはあるものの,運動自体を嫌っていないところは,良いところですよね。
以上,自閉症スペクトラムに当てはまる娘の特性について紹介しました。