こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
皆様,「感覚統合」という言葉を聞いたことがありますか❓❓
私は,発達相談で先生から聞いて初めて知った言葉なんです。
「感覚統合」について無知な私は,本を読んで勉強してみました(._.)φ
今回は,感覚統合について私なりにまとめたことを紹介します。
以下の項目に沿って説明していきますね。
- 五感とは
- 自覚しにくい感覚とは
- 感覚統合の考え方とは
1,五感とは
五感とは,よく耳にする言葉ですよね。
「視覚」,「聴覚」,「嗅覚」,「味覚」,「触覚」の5つの感覚を「五感」と言います。
これは,自分で自覚しやすい,意識しやすい感覚であると言えます。
観覧車のシルエットに見立てて図に示してみました↓↓
観覧車のシルエットで表したのは,五感の1つが欠けたりするとバランスが悪くなるのと,観覧車のゴンドラが欠けるとバランスが悪くなるのが,なんとなく似ているかなと思ったからです。
2,自覚しにくい感覚とは
「五感」は自覚しやすい感覚ですが,自覚しにくい感覚もあります。
身体のバランスを取るときに使う感覚の「平衡感覚」,
身体の動きをコントロールするときに使う「固有感覚」,
そして,「触覚」にも本能的に肌で感じる機能があります。
こちらの3つの感覚を「基礎感覚」と呼ぶとのことです。
「平衡感覚」,「固有感覚」,「触覚」の3つの「基礎感覚」が自覚しにくい感覚であると言えます。
「平衡感覚」も聞いたことがある言葉ですよね。だから,私も何となくの意味合いでは理解しているつもりです(^^;)
図に示してみると…
このように,「触覚」は,自覚しやすい感覚と自覚しにくい感覚の2つの働きがあることが分かりますよね。
3,感覚統合の考え方とは
では,感覚統合の考え方とはいったいどういったことなのでしょうか❓❓
私たちが普段している運動や動作は,受け取った感覚情報をもとに,頭の中で整理し,まとめあげて適切に身体を動かすものだそうです。
すなわち,平衡感覚,固有感覚,触覚の3つの感覚が適切に働いているということです。
逆に,感覚統合(こうした情報の流れをつかさどる機能)が,未発達もしくは,未熟であるということは,その3つの感覚がうまくまとめあげられていないということです。
発達の気になるつまずきは,感覚のつまずきとも言えるそうです。
その3つの感覚をバランス良く使うことができるように,子供の発達をサポートしていくのが,感覚統合の考え方とのことです。
以上,感覚統合ついてまとめてみました。
平衡感覚と固有感覚の詳細については,また別の機会にて紹介しようと思います。
<参考文献>
1)川上康則 『発達の気になる子の学校・家庭で楽しくできる感覚統合あそび』 株式会社ナツメ社,2015年,p8,9,18
2)太田篤志 『「発達障がい」が気になる子がよろこぶ!楽しい遊び』 株式会社PHP研究所,2016年,P117~120