こんばんは，
発達がゆっくりな娘をもつ，ゆっくりっ子ママです。
前回は，感覚統合における触覚についてお伝えしました。
そして，娘は，触覚が敏感なほうに当てはまるんじゃないかと思ったんです。
なぜなら，ズボンを履くのを嫌がり，スカートを好んで履くといった服装にこだわりがあったからです。
このことは，プロフィールのなかにも簡単に記載しています。
そこで，今回は，娘の服装のこだわりについて考えてみたいと思います。
これまでの娘の様子を振り返ってみると…
大阪で過ごしていた0歳～2歳代の頃は，一時保育に行っていたものの，ズボンを履かないなんていう素振りは見られませんでした。
しかし，地元に帰ってきて3歳過ぎの頃は，ズボンを履きたがらず，スカートばかりを好んで履き，ほぼ毎日気にいった同じ服装で保育所に行くことが多かった娘…。
ズボンを無理にでも履かせようものなら，泣きわめき暴れて，癇癪を起こす始末。
本当に娘には手を焼きました…(^_^;)
でも，運動会などズボンを着用しなければいけない時は，保育所の先生の説得もあり，その時ばかりはしぶしぶ履いてくれました。家に帰るとすぐにスカートに履き替えていましたが…。
なので，私は娘が癇癪を起こさないように気をつけながらも，たまにはズボンを履いてほしかったので，
あの手，この手で悪戦苦闘する毎日でしたp(^_^)q
時には，「お菓子をあげるから，今日はズボンを頑張って履いて行こうね。」とお菓子🍮でつってみたり…
ズボンとスカートがくっついているスカッツや，スカートに短めのスパッツを履くという，ズボンもスカートも楽しめるような服装を試したり…
スカッツについては，気にいった服に限り，履いてくれました。
その当時は，なんでズボンを履かないのだろうという娘が履かない理由を考えるのではなく，どうやったら娘にズボンを履かせることができるのか，そのことばかり考えていたように思います。
それからも，スカートにスパッツ，スカッツという服装は相変わらずの娘でしたが，
運動会の練習の時にはズボンを履く約束ができるようになりました。
現在，5歳半過ぎの娘は，変わらずズボンよりスカートやワンピース派ですが，キュロットや短パンも娘の服装のローテーションに加わりました。
「雨だから外で遊べないから今日はスカートにしよう。」と言い，スカートを選んで履いたり…
「運動会の練習があるからズボンで行かないとだめだね。」と言い，キュロットを自ら選んで履いたり…
「○○だからこうしよう」と，娘なりに考えて臨機応変に対応できるようになりました。
娘の成長とともに，服装のこだわりが軽減されました。
現在も休日などは好んでズボンを履きませんが，きっとプリキュアやエルサ，プリパラの影響でリボンやフリルのついたドレスにあこがれているためではないかと思います。
3歳～4歳代の頃と，5歳以降の頃とでは，娘がズボンを嫌がった理由は，それぞれ違うのだと思うんです。
現在の理由としては，かわいい女の子のキャラクターにあこがれているためだと思います。
でも3歳～4歳代の頃を振り返ってみると，
娘はズボンを履くと，たいがい裾を膝までたくし上げるしぐさをしていたことを思いだしました。
現在でもたまにしますが。
当時は，動き回って暑いからそうしているのかなとあまり深く考えることはなかったです。
その行動について今一度考えてみると…
もしかしたら，ズボンを履くことで圧迫感や窮屈感を感じていたのではないか❓❓
もしかしたら，ズボンの裾が足首に当たるのが気持ち悪く感じていたのではないか❓❓
だから，頑なにズボンを履くことを拒んだのではないか❓❓
そう，娘がズボンを履きたがらないのは，触覚の敏感さゆえの娘の触覚防衛反応の1つだったためのように思うんです。
娘は娘なりの理由があり，ズボンを拒んだんだとしたら，その時の行動が理解できると。
そして，娘の成長に伴い，訓練に通っていくうちに，感覚統合がうまくできつつある状態になったからこそ，服装のこだわりが軽減されたのではないかと。
私の勝手な憶測に過ぎませんが(^_^;)
服装のこだわりが強い時期には，その嫌な理由について考えもしなかった私…。
あの時，もう少し娘がズボンを嫌な理由を考えてあげられたら良かったなあと若干後悔してみたり(>_<)
でも，今回色々な気づきもあり，娘の発達のつまずきについて考える良い機会となったことは確かです。
これまでの娘の行動，現在の娘の行動のなかに，一見したら変な行動と思われることも，発達のつまずきが原因によるものなのかもしれませんね。