発達障害の診断名は途中で変更になることがあるの?

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こんばんは,

発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。

 

前回は,自閉症スペクトラムと診断される人とそうでない人の違いはいったい何なの?を紹介しました。

今回は,もう一つの私の発達障害に関する疑問点を紹介しようと思います。

実は,前回の疑問とも関連していることですが。

娘は,以前に学習障害であるとの診断を受けていますが,そうではなくて境界領域精神遅滞ではないかというお話もありました。

その後,自閉症スペクトラムとのお話もありました。

そこで,私の疑問です。

発達障害の診断名は途中で変更になることがあるの?

診断名が途中でなくなることがあるの?

この私の疑問点に関する答えが,本に載っていました。

その部分を引用してみますね。

発達障害の診断は専門家でも判断が難しく,医師によって診断名が変わることもあります。また,子どもの成長や生活環境,支援・指導のあり方でその子のようすが大きく変わるため,時期によって診断名が変化したり,診断名を付ける必要がなくなったりすることも。それだけ発達障害という世界はわかりにくく,区別が難しいのです。

(引用元:田中哲,藤原里美監修『自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる本』,株式会社学研プラス,2016年,p47)

 

なるほどd( ̄  ̄)

それまでは,私は,一度診断されると,絶対そうなんだ,もう変わることはないんだと思い込んでいた部分がありました。

しかし,時期によって診断名が変化したり,診断名をつける必要がなかったりする場合があることが分かりました。

そういえば,学習面の困りごとや悩みを相談していた時期に,学習障害と診断されたような気もします。

その後,自分の気持ちをうまく伝えることができないという悩みを相談していたので,コミュニケーションが得意ではないという特性が,自閉症スペクトラムの特性に当てはまったので,そのように診断したのかもしれないですね。

時期により,自閉症スペクトラムの特性が強く出る場合もあれば,あまり目立たないという場合もあることが分かりました。

つまり,特性の程度は常に一定ではないということですね。

だから,一度診断されると,それが決定というわけではないということですよね。

 

また,発達障害の説明で,3つの円が重なった図をよく見かけますよね。

下のような,学習障害(LD),自閉症スペクトラム(ASD),注意欠如多動性障害(ADHD)の3つの円が重なった図です。

これらのグループは,重なり合っている部分があり,複数の障害が重なることもあるということですよね。

本では,このように書いてありました。

障害が重なり合う場合が多いことから,ASD,ADHD,LDなどと区別するのではなく,これらは「連続」しているととらえる考え方も出てきています。

(引用元:田中哲,藤原里美監修『自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる本』,株式会社学研プラス,2016年,p47)

なるほどd( ̄  ̄)

例えば,ASDとADHDの特性を併せ持つ場合,その境界線も曖昧で,その時の状況次第で,ASDなのか,ADHDなのか,それともどちらともいえないあいまいな場合も存在すると,本にも書いてありました。

各発達障害が,独立して存在しているわけではなく,連続して存在していると捉えたほうが,私のなかでしっくりきます。

 

このように,私の発達障害に関する疑問点の答えが見つかったおかけで,もやもやが消失し,すっきりしてます。

疑問がなくなることで,娘の特性を受け止めるということにつながるのだと思います。

とはいえ,診断名を言われると,正直一喜一憂してしまう自分もいます…。

しかし,こちらの本に出会ったことを大変嬉しく感じています。

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良き本に出会えたことに感謝(*^_^*)

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