原始反射とは?

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こんばんは,

発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。

 

以前に,『人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長』という本を紹介しました。

本のタイトルにもあるように,原始反射という言葉が多く出てきます。

さて,原始反射とはいったい何なのでしょうか❓❓

こちらの本を引用させていただくと…,

・「赤ちゃんの生き残り機能」です。

・反射の定義はね「刺激が入って思考と感情を介さない行動」なんです。

・原始反射は,赤ちゃんが生まれてすぐの期間を生き抜いていくために,また人間としての生活の基盤となる発達のために備わっています。運動だけでなく,学校で学んだり,仕事をしたりする上で必要となる色々な身体の動きの基礎となるものもあり,生後二年くらいでその役目を終えると自然になくなるのが,本来の働きです。

(引用元:灰谷孝 『人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長』 株式会社花風社,2016,p83,p124,p137)

このように,原始反射とは,赤ちゃんが胎外の環境に適応して生き抜いていくために必要な機能のことを指します。

こちらの本には,主に10個の原始反射が詳しく紹介されています。

①恐怖麻痺反射,②モロー反射,③緊張性迷路反射,④探索・吸啜(きゅうてつ)反射,⑤脊髄ガラント反射,⑥対称性緊張性頸反射,⑦非対称性緊張性頸反射,⑧足底反射,⑨新生児プランター反射,⑩バビンスキー反射

の10個です。

このうち,②モロー反射,④探索・吸啜(きゅうてつ)反射,⑩バビンスキー反射については知っていましたが,残りの反射については知りませんでした。

赤ちゃんが胎内にいる時から出現する原始反射もあれば,出生後に出現する原始反射もあります。

出現する時期や消失する時期も様々なようですね。

思い返してみると,たしかに娘や息子が赤ちゃんの時に,そんな反応が見られたなあ…。

あれは,成長するために必要な原始反射だったのですね。

その原始反射の役目を終えて次のステップへと進んでいくことで,さらに発達していく…。

本来であれば,様々な困難やストレスに立ち向かっていくために成長とともに身体機能や五感などの感覚が育っていくのと同時に原始反射も卒業していかなければならないということですよね。

だから,これらの原始反射を強く保持しているということは,身体面だけでなく,認知面においても様々な影響を及ぼし,生きづらいということにつながっていくわけなんですね。

非常に納得いたしました。

したがって,生きづらさを少しでも軽減するために,原始反射を統合していくことが大切だと本で述べられていますが,統合するとはどういうことなのでしょうか❓❓

こちらについても,引用させていただくと…,

「含んで超える」ことです。普段はもっと高次の脳を使って動きを選んで社会生活を送っていても,いざとなったら反射の動きを自然に身体が選べる状態にまでもっていくことです。

(引用元:灰谷孝 『人間脳を育てる 動きの発達&原始反射の成長』 株式会社花風社,2016,p108)

となります。

なるほどd( ̄  ̄)

原始反射を消滅させるわけではなく,必要な時にその反射を引き出してうまく使っていけるようにするということですね。

では,どのように原始反射を統合していけばよいのでしょうか❓❓

本では,原始反射を強く保持している状態は,いわばその反射の回数券を使い切っていない状態であると表現されていました。

ということは,その反射の回数券を使い切ることが原始反射の統合につながっていくわけですね。

つまり,回数券を使い切ることができるような運動や遊びを思いっきり楽しむことが大切になってくるのですね。

非常に分かりやすい例えなので,私は理解しやすかったです。

 

では,今度は娘にあてはめて考えてみたいと思います。

娘はどのような原始反射を強く保持しているのでしょうか❓❓

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それについては,次回詳しく紹介できればと思っています。

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