こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
『自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる本』という本を購入しました。という記事を紹介しました。
こちらの本を購入した理由に,私の疑問点の答えが載っていたからだと,お伝えしました。
そう,今回は,発達障害に対する私の疑問と本に記載されているその答えについて紹介していきたいと思います。
自閉症スペクトラムも含め発達障害は,そもそもどこからが発達障害だといえるのでしょうか?
誰かしら,発達障害の特性に当てはまるところを持っていると思います。
もちろん,私だってそうです。
初めての場所だと緊張して不安に思ってしまう。
人見知りをするため,コミュニケーションがどちらかというと得意ではない。
このように,私だって,自閉症スペクトラムの特性を持っています。
では,私は発達障害なのでしょうか?
自閉症スペクトラムと診断される人とそうでない人の違いはいったい何なの?
発達障害と診断される人とそうでない人の違いはいったい何なの?
その線引きは何?
私は,以前より疑問に思っていました。
その疑問をなかなか医師にたずねる機会がなくて,これまで聞けませんでした(>_<)
しかし,諸事情で病院を変更した際に,先生は,このようにおっしゃっていました。
発達障害の診断は,曖昧なことが多いとのことです。
さらに,診断の基準は,その子がその特性を持っていて,生活を送るのに困っているかどうかがカギとのことです。
だから,逆をいえば,生活に困り感がなければ診断する必要がないとも,おっしゃっていました。
先生の説明と同様のことが,本にも記載されていました。
先生の説明を信用していないわけではないのですが,本の活字で見ることでより深く理解することができたように感じます。
では,引用してみますね。
その人が自分の特性によって「日常生活に支障をきたしているかどうか」が決め手になります。
自閉症スペクトラムの特性があっても,それが弱かったり,周囲の理解が得られたりして,生きやすい環境にあり,特に生活に支障をきたしておらず,本人も周囲もその特性を気にする必要がない状況であれば,障害と診断する必要はありません。
(引用元:田中哲,藤原里美監修『自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる本』,株式会社学研プラス,2016年,p58,59)
発達障害かどうかは,特性によって生活に支障をきたしているかどうかで判断することが分かりました。
本を読み進めていくと,娘は自閉症スペクトラムの特性をもっているということが分かりました。
その特性によって娘は生活に支障をきたしているかどうかの診断の決め手に関しては,正直私にはよく分からないです。
それは,生活に支障をきたすほどの困り感を母子ともにあまり感じていないからです。
自分の気持ちを伝えることが苦手で困ったことはたまに娘から聞きますけど…。
友達とのコミュニケーションも,1年生の時ほど困ってなさそうですし。
休み時間に複数の友達としていた鬼ごっこも,疲れたため休みたいと友達にきちんと伝えてから休憩しているみたいですし。
娘は自閉症のスペクトラムの特性を持っているけれど,現在はそれほど強く現れていないのかもしれません。
そう,医師は,こうもおっしゃっていました。
診断名があるかどうかをそれほど気にする必要はないと。
診断名もその子の特性を知る上でもちろん大切だけれど,診断名ばかり気にするのではなく,その特性と困り感がないかどうかと,その困り感へのサポートが何よりも大切なんだと。
本にも,このように記載されていました。
大切なのは「自閉症スペクトラムか,そうでないか」よりも,その程度とつまずきの度合いを理解し,どうすれば生きづらさを軽減していくことができるのかを一緒に考えるということです。
(引用元:田中哲,藤原里美監修『自閉症スペクトラムのある子を理解して育てる本』,株式会社学研プラス,2016年,p59)
やはり娘が持っている自閉症スペクトラムの特性を理解することが何よりも大切なんですよね。
そのうえで何か学校生活などの日常生活において困っていることがあれば,その都度サポートしていくようにしたいです。