こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
娘は,これまでも申しあげました通り,発達がゆっくりめで経過しています。
そんななか,本屋さんで「発達障害はその子のもつ個性です」という内容が書かれている本を見かけました。
個性…よく聞く言葉なんですよね。
今の娘の状態に置き換えて言うならば,「発達がゆっくりなのも娘の個性です」
実際,私も娘が境界領域にいると言われるまでは,娘の発達は少しだけゆっくりで,娘の個性なんだと,そう思っていました。
しかし,具体的な診断名はないのですが,普通学級と特別支援学級の境界領域であると言われたのを境に,個性であると素直に受け止められなくなって…
「その子のもつ個性」
もちろん,正論だしその通りであると,今でもそのように思っています。
でもでも,100%そう思っていない自分もいて…
「どうして娘はゆっくりなんだろう」
「○○ちゃんやクラスのみんなはできるのにどうして娘はできないんだろう」
と,他人と比べてしまい,娘への発達の焦り感みたいなものを感じているのも事実なんです。
娘にそのような感情を持ってしまったことに対して,私は最低な母親だと,自分自身を卑下してしまうこともありました。
私自身が物事をネガティブに考えてしまうところもあるので(>_<)
「発達がゆっくりなのも個性」,頭では分かっているんだけど…娘の個性だと認めているんだけど…
常にそんな葛藤が私のなかにはありました。
でもちょっと待って‼よくよく考えてみると…
「こうやって娘の発達のことを考えて悩んでいることこそが何より娘のことを真剣に考えている証拠じゃないのか」と。
自分の気持ちをダメだと否定するのではなく,今悩んでいる自分ごと受け止めてみることにしたんです。
すると,すっと気持ちが楽になったんです(*^_^*)
「娘のできないところ(欠点)を探すのではなく,できるところ(長所)を探してみよう」っと。
娘はたしかに発達がゆっくりで,できないことも多いです。
しかし,ひらがなで自分の名前もきれいに書けないので,保育所から帰ると自分からすすんで紙にひらがなで名前を書き,練習している娘。
○○ができないけれど,できるようになりたいというやる気満々で練習する人一倍頑張り屋さんじゃないか‼
服にこだわりがちょっぴりあるけれど,おしゃれに興味ある証拠でちょっとした容姿の変化に気がつくことができる観察力があるじゃないか‼
気持ちの切り替えが難しいけれど,嬉しいことを素直に喜び,エクボのある愛嬌たっぷりの顔で笑うことができるじゃないか‼
などなど娘のできるところをあげるときりがありません。
っていう記事を今書きながらも,やっぱり娘と他人を比べてしまう瞬間もあって…。
そうやって日々の生活のなかで自問自答を繰り返しています。
日々葛藤しながら,子供もママも成長していくんですよね。
以上,今回は娘の発達に対する私の思い,これまでの葛藤などを綴ってみました。
当記事を読んで…
「個性だと認めてあげることが大事だよ。」
「落ち込まないで,もっと前向きに考えて。」
「葛藤する気持ち分かります。」
などなど,人の思いや感じ方も十人十色。
皆様がお子様の発達の状態をどのように感じているのか,考えるよいきっかけとなれば幸いです。