「オランダへようこそ」という詩をご存じでしょうか?

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こんばんは,

発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。

 

私は,昔から医療ドラマが大好きで,子供が生まれてからはもっぱら録画して見ています。

医療ドラマが好きなのは,私が医療従事者だったからかなあ…。

先週金曜に最終回を迎えた「コウノドリ」も,私の大好きな医療ドラマです。

「コウノドリ」を毎回見ては,うるうるしています(T-T)

子供が生まれることって,本当に奇跡なんだなあと改めて感じることができるドラマですよね。

そして,先週に最終回だったわけですが,ものすごく感動しました。

今回は,そのコウノドリの最終回で登場する「オランダへようこそ」という詩について紹介していこうと思います。

 

皆様,「オランダへようこそ」という詩をご存じでしょうか❓❓

私は初めて聞きました。

ドラマのなかで出生前診断でダウン症と診断された家族が赤ちゃんをうむかうまないかの選択に悩んだ末に,最終的にはうむことを選択しました。

しかし,不安いっぱいのままの妊婦に,病院の医師は「オランダへようこそ」の詩が書かれた紙を手渡しました。

その詩は,ダウン症の子供をもつ母親であるエミリー・パール・キングスレイさんが1987年に書かれたものだそうです。

「オランダへようこそ」という詩がどういう内容なのかざっと紹介していくと…,

障害のある子を育てるのってどんな感じなのかということを,海外旅行に行くたとえ話として紹介しているのです。

赤ちゃんが生まれるまでのワクワクした様子をイタリア旅行の計画を立てているみたいだと言っています。

飛行機で出発して着陸すると,「オランダへようこそ」と声かける客室乗務員。

「オランダってどういうこと?ずっとイタリアに行くことが夢だったのに。」

でも,飛行経路は変更になり,オランダに着陸したわけです。

着いた場所は,ただ,ちょっと「違う場所」だっただけ。

イタリアのような華やかさはないけれど,周りを見わたしてみると,風車があったり,チューリップが咲いたりしていることに気づくはず。

でも,周りの人はイタリアに行ったり来たりします。

そこで,「私もイタリアに行くはずだった。」と嘆いています。

しかし,いつまでもイタリアに行けなかったことを嘆いていたら,オランダならではのすばらしさを心から楽しむことはないでしょう。

 

興味がある方は,「オランダへようこそ」という詩の全文を調べてみてくださいね。

 

ドラマのなかでこの詩を朗読する場面がありました。

私は涙が止まりませんでした(T-T)

たしかに赤ちゃんがお腹のなかにいる時は本当に愛おしいですよね。

ワクワクドキドキして待ち遠しいですよね🎵

こんな女の子になってほしいな☆

女の子ならかわいい子,男の子ならかっこいい子になってほしいな☆

重い病気にかからずに,健康にすくすく育ってほしいな☆

などなど色々な希望を抱きながら,ママは育児書を読んだり,ベビー服を買ったり,毎日がワクワク。

まるで,イタリア旅行の計画を立てているみたいだと例えています。

私たちは新婚旅行先がイタリアだったので,イメージしやすかったです。

本文に出てくるダビデ像やコロシアムも見ましたし。

楽しみにしていたイタリアなのに,なぜかオランダに到着。

「オランダって,私たちはイタリアに行きたいのに。」と,誰だってその状況に納得がいきませんよね。

しかし,ただちょっと「違う場所」だっただけなんだということなんです。

ただちょっと「違う場所」だっただけ。

私の心に深く刺さった言葉でした。

重い病気や障害もなく健康ですくすくかわいい女の子に育つだろうと思っていた,そう思い描いていたのとは,娘はちょっと「違う場所」にいるだけなんだと。

そう,ちょっと「違う場所」だったからこそ,私は子供の発達について勉強してるわけですし,こうして当ブログを通じて色々な方からコメントをいただいてつながりができたわけなのです。

娘が発達がゆっくりでなければ,学習障害でなければ,世の中に発達に凸凹がある子供がいることを,発達障害の子供がいることを,身近に感じることはなかったでしょう。

そういう意味では,娘に様々な特性の子供がいることを教わっているのかもしれません。

とはいうものの,「なんでできないの?」,「なんでうちの子は他と違うんだろう。」と,周りと比較して他の子をうらやましく思う時もあります。

でも,嘆いてばかりではオランダの良さに気づくことがありませんよね。

イタリアに行けなかったことを嘆くよりも,オランダの良さを見つけよう,オランダを楽しもうってことですよね。

娘が発達障害であることを嘆くよりも,娘の良さを見つけたほうが楽しめるじゃないか‼

娘にはこんな良いところがあるじゃないか‼

そう思わせてくれた詩でした。

ダウン症などの障害がある子供をもつママさんだけでなく,子育てをしているママさん全てに共通していることだと思います。

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私は,「オランダへようこそ」という詩に出会えて良かったです(*^_^*)

「オランダへようこそ」という詩をご存じでしょうか?」への2件のフィードバック

  1. はじめまして。いちはらさやかと申します。Facebookにてこちらのリンクをシェアさせて頂きました。私も同じ想いです。宜しくお願いします。Instagramもしてますので、ぜひご覧頂ければ幸いです。

  2. 市原さん,はじめまして。

    当記事をFacebookでシェアしていただき,ありがとうございます。
    また,共感していただき,大変嬉しく思っています。
    こうして出会えたのも何かの縁だと思います。
    これからもよろしくお願いいたします。

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