娘は,DNーCASという検査を受けました。

スポンサーリンク

こんばんは,

発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。

 

夏休みに視覚支援学校の先生による視覚検査を受けたことを紹介しました。

>>詳しくは,娘はWAVES(見る力を育てるビジョンアセスメント)という検査を受けました。をどうぞ。

>>詳しくは,視覚支援学校の先生からの家庭でできるトレーニングのアドバイスをどうぞ。

では,実際に娘の授業での学び方がどのような状況であるのか,全体的な様子を把握したいと思い,担任の先生に相談いたしました。

そこで,特別支援学校の先生のよる巡回相談を依頼しました。

12月に特別支援学校の先生に娘の授業中の様子を視察していただき,検査も実施していただきました。

今回,娘は,DNーCASという検査を受けました。

娘が初めて受けた検査で,以前受けたWISCーⅣ知能検査と比較検討できるとのことでした。

この検査は,物事のとらえ方に関する能力(認知処理過程)を4つの構成要素(PASS)から考える検査とのことです。

  • P(プランニング):物事に取り組む際に計画を立てて取り組み,必要に応じて計画を見直したり,変えたりする力
  • A(注意):一定の間,必要なことに注意を向け,必要のないことには注意を向けない力
  • S(同時処理):情報を符号にしてとらえるやり方。物事を全体的に処理する能力や物事の関係性を処理する力
  • S(継次処理):情報を符号にしてとらえるやり方。物事を順序にしたがって処理する能力や細部を分析する力

 

娘は,この検査を集中して取り組むことができていたそうです。

私は,検査中は自宅にいたのでどういった検査内容だったのかは分かりません。

いつも検査を受ける際は,そばで見守っているか,同室で離れた場所にいるかだったので,娘一人で先生と受けることはほとんどなかったように思います。

検査当日の放課後に,どうだったか娘にたずねると,「先生と色々なことしたよ。楽しかったかな。」という返事がありました。

どうやら検査を受けたこと自体は嫌ではなかったようでほっといたしました。

 

続いて,検査結果です。

  • 全検査:90(平均の下~平均)
  • プランニング:111(平均~平均の上)
  • 同時処理:87(平均の下~平均)
  • 注意:100(平均~平均)
  • 継次処理:73(非常に低い~平均の下)

全検査標準得点は,90で,分類カテゴリーは「平均の下~平均」ということです。

一番高いのは「プランニング」,逆に一番低いのは「継次処理」でした。

点数をみても分かるように,「平均の上」から「非常に低い」まで,得点のばらつきが大きいですよね。

検査結果の用紙にもグラフにまとめてありましたが,グラフを見ても凸凹しており,ばらつきがあるのが明瞭に分かりました。

「プランニング」の検査では,最後まで集中して取り組むことができていたようですが,複雑になってくると取り組みに時間がかかっていたとのことです。

「注意」の検査では,答えに線を引くだけの単純な問題は取り組むスピードが速かったとのことです。

「継次処理」の検査では,いくつかの単語を正確に速く言うことが苦手だったり,聞いて覚えることは苦手だったようです。

 

この検査結果とWISCーⅣの検査結果をふまえた上で考えられることと,具体的な支援方法も教えていただきました。

スポンサーリンク

詳しくは,またの機会に紹介していこうと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です