「消しゴムをなくしてしまった。どうすればいいの?」(2)

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こんばんは,

発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。

 

前回,「消しゴムをなくしてしまった。どうすればいいの?」という記事を書きました。

今回はその記事の続きを紹介したいと思います。

 

私は,テスト中に手を挙げて「先生,消しゴムをなくしました。貸してください。」と先生に声をかけることがいい方法だよと娘に教えました。

それも,決してまちがいではないと思います。

ただ,消しゴムをなくしたのが,1時間目のテストより前の出来事なんです。

だから,テストが始まる前に先生のところに行き,「先生,消しゴムをなくしました。貸してください。」と先生に言って,消しゴムを借りることが一番良い対処方法じゃないかと。

そして,消しゴムを当日の授業終了まで借りることがよかったんじゃないかと。

何日か経過した後に気づいた私…(^_^;)

もう一度娘と話し合ってみました。

 

ママ:「この前のことだけど,1時間目のテスト始まる前には消しゴムなかったんだよね。」

娘:「うん。なかったよ。」

ママ:「じゃあ,テスト始まる前に消しゴムないからどうしようとか困るなあとか思わなかったのかな?」

娘:「うーん,思わなかったかな。」

ママ:「そっか。テストの前に消しゴムがないのを分かっていたら,1時間目のテストが始まる前に先生のところに行って,消しゴムなくしたので貸してくださいって言ってもいいんだよ。」

娘:「そんなこと言いにいってもいいの?先生怒らない?」

ママ:「先生は怒らないよ。だって,消しゴムなくて困ってるわけでしょ。だから,きちんとわけを言って貸してほしいことを先生に伝えると,貸してくれるよ。」

娘:「そうなんだね。わかった。」

ママ:「テスト前に先生に言う時間がなかったり,言うことを忘れてしまったら,テスト中に先生に声かけてもいいと思うよ。困ったことがあったら,先生に伝えるようにしようね。」

娘:「わかった。」

ママ:「じゃあ,先生に消しゴムを借りたらいつまで借りたらいいと思う?」

娘:「テスト終わるまで。」

ママ:「テスト終わったら先生に返すってこと?」

娘:「うん。」

ママ:「じゃあ,他の授業の時はどうするの?」

娘:「隣の子に借りる。借りたらいいと思う。」

ママ:「そっか。じゃあ,○○(娘の名前)も,隣の子が消しゴムがなくて困っていたら,貸してあげるの?」

娘:「うん。貸してあげる。」

ママ:「そうなんだね。隣の子が消しゴムなくて困っていたら貸してあげるのはいいと思うよ。でも,○○(娘の名前)は,消しゴム1つしか持って行ってないよね。その時に隣の子が,消しゴム貸して貸してって授業中何回も言ってきたらどう思うかな?」

娘:「ちょっと困る。私も使いたいし。」

ママ:「そうだよね。隣の子が困っているから貸してあげたいけど,自分も使いたいから,ちょっと困る時あるよね。だから,隣の子はもしかしたら○○(娘の名前)が貸してって言って困っていたかもしれないんだよ。」

娘:「えーそうなんだ。」

ママ:「だから,先生に消しゴムを借りてテスト終わってから返すんじゃなくて,最後の授業が終わるまで借りてていいと思うよ。」

娘:「そんなに借りてていいの?」

ママ:「いいよ。だって,学校でノート書いたり勉強するのに消しゴムがないと,困るでしょ。だから,借りてていいんだよ。」

娘:「次の日の朝に返してもいいの?次の日の朝に返している子もいたよ。」

ママ:「そうなんだ。その子は帰りに返すのを忘れていたんじゃないのかな。ふでばこに入れたままにしていて家に着いてから気づいたんじゃないかなと思うよ。もし返すのを忘れてしまったら,次の日でもいいとは思うよ。でも,先生にものを借りたらその日のうちに返すようにしようね。」

娘:「わかった。」

ママ:「じゃあ,先生に消しゴムを返すときに何て言ったらいいのかな?」

娘:「先生,ありがとうございました。」

ママ:「そうだね。友達や先生にものを借りたらお礼をきちんと言おうね。」

 

テスト前には消しゴムがないことが分かっていたので,テスト前に先生に消しゴムを借りるべき。

しかし,娘のなかで,「消しゴムがないからテストの時に困る」という意識を,テスト前に持っていなかったのでしょう。

娘はテスト中,答えを間違えた時に消しゴムないから消せないんだったと,そこで気づいたということでしょう。

まあ,そこで気づいたとしても,気づいた時点で先生に声かけたほうがよかったのですが…。

そして,娘は私との話し合いのなかで,テスト中だけ先生に借りて,あとは友達に借りるという解決方法を言いました。

今回はたまたま隣の子が消しゴムを2つ持っていたので,貸してくれたと思いますが,1つしかないと相手の子も少し困りますよね。

自分にとっては消しゴムを貸してもらって困らずに済んだ。

でも,相手の子にとっては良い気持ちだったのだろうか?

娘には,相手の子の気持ちになって考えてみてほしかったので,私は娘だったらどう思うのかという質問をしてみました。

 

今回の出来事についても,対処方法についてはいくつかあると思います。

その時その時で自分で良い方法を考えて対処していかなければいけませんよね。

困ったことはあれば先生に伝えること。

先生に消しゴムを貸してほしいことを伝えるタイミング。

先生に実際にどのような言葉で伝えたらよいのかという具体的な言葉。

いつまで消しゴムを借りたらよいのかという先生に消しゴムを返すタイミング。また返す時の具体的な言葉。

消しゴムを貸してって言われたときの友達の気持ち。

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など,娘とのフィードバッグがより具体的であればあるほど,今後の学校生活に役立っていくのではないかと思います。

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