こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
感覚統合についてこれまで数回お伝えしてきました。
そして,3つの基礎感覚のうち平衡感覚,触覚について紹介しました。
今回のテーマは,基礎感覚の最後の1つである固有感覚についてです。
「固有感覚」について以下の項目に沿って詳しくみていきましょう。
- 固有感覚とは
- 固有感覚につまずきがある子は,どのような特徴があるの?
- 固有感覚のつまずきを軽減するためにどうすればいいの?
1,固有感覚とは
どんな姿勢になっているか,どの筋肉にどんな力が加わっているか,など筋肉の張り具合や関節の曲げ伸ばしを感じ取る感覚を指します。身体の各部の関節の動きや位置を把握して,身体を動かすことができるとのことです。
筋肉や関節にある感覚のセンサーの役割をしているとのこと。
固有感覚は身体を動かすときのアクセルやブレーキのような役割をしていて,運動コントロール全般にこの固有感覚の働きが関与しているそう。
2,固有感覚につまずきがある子は,どのような特徴があるの?
<鈍感な場合>
- 細かい動作が苦手
- 力加減の調節が難しくて動作が乱暴
- 何かにぶつかったり転んだりしやすい
- 動きをまねするダンスなどが苦手
- よじのぼったり,しがみついたり,踏ん張ったりなど,身体を動かす遊びが苦手
他にもいくつかの特徴がありますが,娘の場合は,上記の特徴の5つとも当てはまります。
よって,固有感覚は,敏感なほうではないかと思われます。
3,固有感覚のつまずきを軽減するためにどうすればいいの?
鉄棒にぶら下がる,ジャングルジムによじのぼる,すもう遊びをするなど,身体全体を使うようなダイナミックな活動を取り入れると良いそうです。
なるほどd( ̄  ̄)
作業訓練でもすもう遊びをしたことがありますが,たしかに身体全体を使った運動ですよね。
身体全体を使うこと(粗大運動)で,手先の器用さ(微細運動)も向上するとのこと。
以前,当ブログでもダイナミックな運動が良いということを紹介してきました。
>>詳しくは,大きな筋肉を使うダイナミックな動きや遊びを家庭に取り入れていくことが大切。をどうぞ。
以上,今回は,固有感覚についてでした。
まだまだ感覚統合について本で読むなどして勉強中の私(._.)φ
今後も感覚統合についてまとめていきたいと思います。
乞うご期待あれ(^_-)-☆
<参考文献>
1)川上康則 『発達の気になる子の学校・家庭で楽しくできる感覚統合あそび』 株式会社ナツメ社,2015年,p16,17
2)太田篤志 『「発達障がい」が気になる子がよろこぶ!楽しい遊び』 株式会社PHP研究所,2016年,P118,119