こんばんは,
発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。
娘は,啓林館出版の「わくわく算数」という教科書を使用しています。
算数の授業で,「図をつかって」,「かくれた数はいくつ」という単元を学習しました。
この単元では,図をつかって文章問題を分かりやすく考えるという学習のねらいがあるそうです。
図があらかじめ書いてあり,問題文の文章に沿って,順番に図の中に言葉や数字を書きこんでいくという作業をします。
そして,その図から何を求める問題なのか,たし算なのかひき算なのかを考え,式を書き,答えを求めます。
図に書き込んでいく言葉や数字は,その文章問題により異なります。
しかし,ほとんどの問題に,「あわせた数」もしくは「ぜんぶの数」,「のこりの数」,「はじめの数」という言葉が使われています。
娘は,自分で解ける問題もあれば,私の助言があって解ける問題もあります。
娘の理解度はまずまずといったところです。
私は,自分のなかで,ある疑問があるため娘にうまく説明できない問題がありました。
それは,図のなかに「のこりの数」が出てくる問題です。
では,ある疑問とは何なのか,例題から考えてみましょう。
<れいだい>
いちごがありました。5こたべたので,のこりは20こになりました。はじめは何こありましたか。図にかいてかんがえましょう。
では,図にかいて考えてみましょう。
教科書に載っている問題のように,図に書いてみると,このようになります。
このような図のことを「テープ図」というそうです。
ここでのキーワードは,「はじめの数」,「のこりの数20こ」,「たべた数5こ」ですね。
こちらの図のなかで,私は疑問に思うことがあります。
それは,なぜ図の左側に「のこりの数」を書くのか?ということです。
なぜ図の右側に「のこりの数」を書かないのか?
もしかして,こんな疑問を持つのは,私だけでしょうか?
図を書くにあたり,「のこりの数」を左側に書くように統一すると,分かりやすいから?
あと,考えられることは,
「はじめの数」があって,そこから「ふえた数」があり,「ぜんぶの数」になる問題の場合,図に書くと,図の右側に「ふえた数」を示していく。
逆に,「はじめの数」から,「へった数」と「のこりの数」がある場合,図の左側に「のこりの数」を示していく。
というように,区別しているから?
例題を順を追って整理していくと,「5こたべた」というキーワードが先に出てくるため,私は,図を書く際に,図の左側に「たべた数5こ」,右側に「のこりの数20こ」と書いたほうが分かりやすいように感じてしまいます。
娘の教科書では,文章問題のなかで,図はすでに2つに区切られているため,その長さで判断すると必然的に「のこりの数」は左側に書くような仕組みになっているわけですが。
そう,「わくわく算数」の教科書の問題をチェックすると,テープ図の「のこりの数」は図の左側に書いていました。
これは,求める式がたし算,ひき算にかかわらず。
だから,私は娘に「のこりの数は,図の左側に書くようにしようね。」と言いました。
その理由については,説明できませんでした。
と,ここで,例題に戻ってみましょう。
図に書いたところで,こちらの例題では,「はじめの数」を求めなければいけませんよね。
よって,式は,20+5=25
答えは,25ことなります。
私なら,「5+20=25」と計算してしまいます。
なぜなら,文章問題の出てきたキーワード順に式に示したから。
こちらの式でも,答えは同じ25個になります。
でも,この問題の場合,「5+20=25」の式は正解ではないんですよね…。
なぜ,「5+20=25」ではいけないのでしょうか?
図の左側に「のこりの数」を書いており,そのため式に示すにあたり,図の左側から始めないといけないから?
それとも,考え方の問題?
今,いちごが20個残っている。でも,はじめは,5個食べていないのだから,はじめの数は,今残っている数より5個多くなるはずだ。
だから,20個に5個をたすと,はじめの数が分かる。
というふうに,例題を捉えると,20+5=25という式になるのかなと思ったりします。
「はじめの数」を求めるにあたり,「たべた数」に「のこりの数」をたすより,「のこりの数」に「たべた数」をたすほうが,分かりやすいのかもしれませんね。
娘の宿題プリントのなかでも,同じような問題があり,たし算の式のたす数とたされる数を逆にしてしまっていて,お直しがありました。
はじめの数が分からない問題であれば,図の左側に「のこりの数」を書いて,たし算の式は,「のこりの数」を先に書くようにしようねと,娘に教えました。
このような説明で果たして合っているのか?
私自身がよく分かっていないのに,娘に教えることができませんよね(>_<)
皆様,もしこの疑問点について何か答えや情報をお持ちの方がいらっしゃいましたら,教えていただければ幸いでございます。
こんにちは。
気になったので、2年生の時の教科書を見てみました。
「東京書籍」では、のこりの表記は右になっていました。
でも、すべて右ではなく、はじめの引き算の導入部分はだけが左にのこりとなっていました。
うーん、どちらでも答えは合っているのに、直しとなるとモヤモヤしますね。
私なら、先生に聞いてしまいます・・・
sizuさん,こんばんは。
コメントありがとうございます。
なるほど。
「東京書籍」出版の教科書では,テープ図の残りの表記は,左側の時もあれば右側の時もあるのですね。
各出版社によって,テープ図の表記の仕方が異なっているのかもしれませんね。
私も,気になり,本屋さんでドリルなどを確認したところ,残りの表記が右側になっている問題もありました。
その場合,テープ図の左側+右側の順にたし算をしていました。
残りの数が右側であれ,左側であれ,たし算の式の場合は,テープ図の左側+右側の式になるのかなと思いました。
おっしゃる通り,先生にたずねてみるのが一番良いのかもしれませんね。
機会があれば,先生にたずねてみようと思います。
小学校教員です。
授業準備をしながらこちらのブログにたどり着き、確かに何故だろうと思ったのでしらべてみました。
教科書に解説があったので簡単にお伝えします。
テープ図の前には、ブロック操作を勉強している。
ブロック操作の場合は、右から取り除いていくことを学んでいる。
そのため、これまでに学習したブロック操作と対応させ、減った数を右へ取り去るイメージをつなげるのがよい。
ただし、左側を減った数にしても、数量の関係を正しく表せているので間違いではない。
ということだそうです。
少しでもご参考になれば幸いです。
田舎教員様,はじめまして。
当記事を読んでいただき,ありがとうございました。
先ほど,二年生の算数の教科書の「図をつかって」の単元を確認いたしました。
ブロックのイラストが最初に載っていたので,考え方として,図で考える前に実際にブロックを使って考えるということをしていたのですね。
私は,そのことに気づきませんでした。
文章問題が苦手な場合は,まずは実物から考え,図へ,そして式へと展開させていくことが大切だと,娘の一年生の担任の先生に教わったことを,今思い出しました。
実際のブロック操作に対応した図にすることで,子供たちにとって,分かりやすくて,より理解が深められるということですね。
なるほど,テープ図でのこりの数を左側に書く意味がきちんとあったのですね。
そして,左側にへった数を書いても間違いではないとのことですが,やはり娘には,のこりの数は左側に書くように教えようと思います。
おかげさまで,私の疑問が解消されました。
大変貴重な情報を教えていただき,本当にありがとうございました。