教科書に掲載されている「はなのみち」という物語は,素敵なお話。

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こんばんは,

発達がゆっくりな娘をもつ,ゆっくりっ子ママです。

 

前回は,『教科書ぴったりテスト こくご1ねん 光村図書版』を使用してみて私が感じたことを紹介しました。

こちらの本の問題にもあるように,娘の使用している教科書には,「はなのみち」という物語が載っています。

娘は一学期に習っている単元です。

教科書の「はなのみち」は,おかのぶこさん作の『はなのみち』という絵本とのことです。

私は,娘の教科書を見るまでは,こちらの物語を全く知りませんでした。

物語をよく読むにつれて,私は非常に奥が深い作品であると感動を覚え,こちらの物語のファンになりました😍

そこで,今回は「はなのみち」の物語について紹介したいと思います。

 

簡単なあらすじを言うと…

くまさんが袋を見つけたところから物語は始まります。

くまさんは,「なにかな?」と思ってともだちのりすさんに聞きに行ったのですが,行く途中で袋に穴が開いていたので中身を落としてしまいます。

くまさんは,穴が開いていたことに気づいていません。

あたたかいかぜがふきはじめ,花の一本道ができました。

というお話です。

 

実は,こちらの物語では詳しい描写がない分,その表現していない部分を読み取る必要があるんです。

それこそが,こちらの物語の楽しさだと思います。

その表現していない見えていない部分を読み取ることで,感動が生まれるんです✨

文章には書かれていない疑問について娘に質問してみました。

 

<疑問その1>「くまさんは,りすさんに何を聞きに行ったのかな?」

娘:「袋に何が入っているかかな。」

そう,くまさんはりすさんにその袋の中身は何かを聞きに行ったわけですよね。

<疑問その2>「くまさんはりすさんに聞きに行って,袋の中身は何か分かったのかな?」

娘:「うーん,わからなかったのかな。」

ママ:「なんで?」

娘:「袋に穴があいてたから。」

そう,くまさんはりすさんに聞きに行った時点で,袋に穴が開いていて落としてしまったので,中身を見せて聞くことができなかったんですよね。

<疑問その3>「あたたかいかぜがふきはじめたってどんな様子なのかな?」

娘:「わからない。」

ママ:「じゃあ,どんな季節の様子だと思う?」

娘:「わかった。春。」

そう,こちらの表現からわかるように,季節が春になったことを表していますよね。

春になったという直接的な表現をしていないところにやられてしまいました(笑)。

<疑問その4>「くまさんは花の一本道がなぜできたのか知っているのかな?」

娘:「知らないと思う。」

ママ:「どうして知らないと思うの?」

娘:「袋に何が入っているか知らないから。」

そう,くまさんは袋の中身が分からないまま中身を落としてしまったからですよね。

<疑問その5>「花の一本道はなぜできたのかな?」

娘:「袋の中身は種だから。」

ママ:「種を落としたらどうして花の一本道ができるのかな?」

娘:「うーん,種を落として春になったからお花が咲いたんじゃないかなと思う。」

そう,最後の2文で,くまさんが見つけた袋の中身が花の種だったことが分かるんですよね‼

「袋の中身はなんだろう?」と想像しながら読んでいくと,最後でその中身の種明かしがあるという。

文章のどこにも袋の中身は花の種なんていう表現はないのに…。

そして,くまさんが落とした花の種が生長し季節は春に移り変わり,花を咲かせ,花の一本道ができたというわけですよね。

 

短いお話なのにこんなにも感動するなんて(*゜д゜*)

「はなのみち」という物語は,本当に奥が深くて素敵なお話❤

たしかに一年生の娘にはまだまだ物語の全てを読み取ることが難しいのかもしれません。

しかし,数年たつと娘の感じ取る部分も今とは違うんだろうなあ…。

また絵本でも娘と一緒に読んでみようかなと思ったりしています。

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皆様もぜひ機会があれば,「はなのみち」を読んでみてはいかがでしょうか(^_-)-☆

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